BLOG スローファッションな日々

柄あわせ


「柄あわせ」ってお聞きになったことがありますか?

たとえば、T.T.WOOの「ノースリーブワンピース」は、後身頃の中心にファスナーがあるので、その部分は生地が左右に分かれているはずなのに、まるで1枚につながっているように見える・・・それが、「柄あわせ」された状態です。

FMB柄あわせ

T.T.WOOの柄あわせの精巧さの秘密を公開しますね。

まず、完全に1枚ずつの手裁断です。

 

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裁断するほうのパターン(型紙)に、柄のコピーを「持ち出し」をつけて貼り、柄を出したい位置を正確に合わせてから裁断します。反対側のパーツも同様です。こうすることにより、左右ともに寸分狂わない位置に縫製のラインを合わせることができます。

 

 

ところで、T.T.WOOのパターン(型紙)に、「手書き」の文字が書かれていることに気づかれましたか?

garaawase2.jpg

 

T.T.WOOのシルエットは、今ではもう完全になくなりつつある、「ハンドパターン」で作られています。

業界ではほぼとんどの量産品が、CAD(キャド)と言われるコンピューターのパターンソフトで作成されたパターンを使っています。

 

CADを使えば、あまり経験がなくても一定水準のパターンを作成することが出来、また、メールで瞬時に中国やベトナムの工場に送ることができるので、早さを求められる現在は、CADなくしては考えられないのが業界の現状です。

handpattern.jpg

 

 

業界の方から見たら、今どきそんな!とびっくりされるかもしれません。

 

でも、ほんとうに体にフィットするアームホールのカーブや、立体的なシルエットは、熟練のパターンナーさんによるハンドパターンのほうにまだまだ軍配が上がる・・・と私たちは思っています。


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